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生産者情報

「フルーツ王国ふくしま」とも呼ばれる、果物栽培の盛んな福島でりんごや桃を育てるさとう果樹園さん。70年こだわっている栽培方法や地球温暖化によるロスの問題についてお話を伺いました。

お話いただいた方:佐藤 真樹さん

社 名:さとう果樹園

代 表:佐藤 真樹

創 業:1950年

所在地:福島市飯坂町

公式HP: https://satokajuen.base.shop/

事業の概要

私たちは、福島県北部と山形県の県境に位置する福島市飯坂町中野地区で果樹園を経営しています。

栽培している果物は主に桃やりんごです。桃は福島の特産品種である「あかつき」を中心に約10種類、りんごは樹上完熟の「蜜入りサンふじ」を中心に5種類を栽培しています。

さらに、3年前からはレモンの栽培にも挑戦しています。この地域は寒暖差が激しく、美味しい果物の栽培に適していると言われています。

栽培へのこだわり

果樹栽培をはじめて70年。私たちは、美味しい果物を作り続けるために、有機肥料を使った土づくりにこだわっています。

雪が積もると畑作業がやりにくくなり、雪が溶けるまで畑に行けない場所もありますが、粘り強く、お客様に安心してお召し上がりいただけるよう心を込めて栽培しています。

果物のロスが発生する理由

一生懸命育てた果物でも、色付きの良くないもの・規格より小さい/大きすぎるもの・傷の付いているものが発生することも少なくありません。

原因のひとつは地球温暖化によるものです。通常は秋に落葉し、りんごの実に陽が差して色付くのですが、近年は温暖化で落葉しにくく色付きが悪い傾向にあります。

収穫前に気温が下がらないとりんごの蜜入りが悪く、味にも影響してしまいます。さらに気温が高いと病気や害虫の影響も出やすいのです。

私たちは、出来るだけロスを削減するため、規格外の果物は、ジュースやドライフルーツ、ジャム等にして販売しております。

しかし、生産量が多い分、規格外も多く発生するため、活用方法に苦慮しているというのが実情です。

OHANAと挑むロスの削減

今年は、地球温暖化の影響も受けて約1トンのりんごが廃棄される可能性がありました。

そんな中、不思議なご縁でOHANAさんと繋がり、動物たちのプレゼントにりんごをお届けしようとトントン拍子に話が進みました。

動物たちに安心して食べてもらいたいので、見た目や状態が綺麗なものを選定して発送いたします。

見た目の理由で販売が出来なかった果物の活用に悩んできましたが、動物たちの食事として使って頂けるということが嬉しいです。

皆さまへのひとこと

福島県は別名「フルーツ王国ふくしま」とも呼ばれていて、りんご、桃、梨、さくらんぼ、ぶどうなどが収穫されています。

季節ごとにさまざまな果物が実りますので、今後もかわいい動物たちに福島県産を楽しんで欲しいと思っております。