「アカオザル」の暮らしに密着!生息地や食事方法などを知ろう!
皆さんは、「アカオザル」の名前を聞いたことはありますか?今回は、少しだけ謎めいた存在でもあるアカオザルの生態や生息地、食事などについて解説しています。
記事の最後には、動物園・水族館の推し活サービス「Hello!OHANA」で出会うことのできるアカオザルもご紹介しておりますので、ぜひご覧いただけますと嬉しいです!
▽目次
1. アカオザルの生態と生息地
アカオザルは、霊長目オナガザル科オナガザル属に分類される霊長類です。
英名ではRed-tailed Monkeyですが、日本語と英語の名前の通り、赤茶色の尻尾を持つのが特徴です。尻尾の長さは約90センチあり、頭胴長より長いです。
主な生息地は、ルワンダ南西部・コンゴ民主共和国、ケニア西部・ウガンダ南部など、アフリカ中央部の熱帯雨林や沼沢林です。
また、アカオザルは他のグエノン類と同様に、餌を貯めておける頬袋を持っています。この頬袋の容量は、胃の大きさほどになるというから驚きです。
頭胴長と体重は、メスが約40㎝・約3㎏、オスが約45㎝・約5㎏で、オスの体格の方が大きいです。
2. アカオザルの社会生活について
アカオザルは、オス1頭とオス複数頭とその子どもたちで構成される「単雄複雌」の群れを形成します。
群れは、約10〜30頭からなり、オスは成長すると生まれた群れを離れますが、メスは生まれた群れに一生残ると言われています。
アカオザルの社会は母系社会で、メスは血縁者との結びつきが強いため、母親の群れの中での順位が娘にも影響します。また、生まれた子どもは主に母親に育てられますが、母親以外のメスが協力して子育てをすることもあります。
3. アカオザルの食生活とは?
アカオザルは、樹上で生活することが多く、木の実や昆虫、葉っぱなどを多く食べます。
食べた種子は消化されずに便として排出されるので、アカオザルは種子を散布し、森林形成を助ける働きもしています。
一方で、動物園で飼育されているアカオザルは、柑橘、ぶどう、りんごなどの果物や、コオロギなどの昆虫を食べていることが多いです。
また木の実も好物で、落花生などのナッツ類、園内で採ってきた葉っぱを枝ごと与えている動物園もあります。
歯の並びは人間と似ていますが、切歯が比較的大きくて平たく、果肉を噛み取ります。
4. 豆知識:他のサルと群れを形成する!?
アカオザルは、基本的には自分たちの種だけで群れを作ることが多いですが、稀にサイクスモンキーなどの別種のサルと一緒に群れを形成することがあります。このような群れは「混群(こんぐん)」と呼ばれます。
混群では、雑種が生まれることもあります。雑種が生まれることは森の種に多様性が生まれ、動物たちの存続に影響を与えます。
同じような場所を生息地とするサル同士で、争いが起きないように生まれた、野生のサルたちの知恵なのかもしれませんね。
5. アカオザルに出会おう!
動物園・水族館の推し活が楽しめるサービス「Hello!OHANA」では、2頭のアカオザルに出会うことができます。
日本モンキーセンターで暮らす「ジャック」さんと「エース」さんです。
実は、アカオザルの亜種「シュミットグエノン」は、国内の動物園では、日本モンキーセンターさんでのみ飼育されているんですよ。
⭐︎ジャックさん:
やんちゃな性格で、好きな食べ物は落花生。園内で一番綺麗な鼻のハートの持ち主で、飼育員さんが部屋の前に立つと、何かもらえないかとりあえず確認に来ます(笑)
⭐︎エースさん:
元気な性格で、好きな食べ物はブドウ。若い頃に母親とのけんかで耳を噛まれてギザギザ耳になったので、動きは高速ですが飼育員さんはすぐに見分けられるそうです。
6. アカオザルを応援する!
この記事をきっかけにアカオザルに興味を持っていただいた方には、「Hello!OHANA」から、ジャックさんとエースさんの応援をお願いします!
食事を贈って頂いた方には、ジャックさんとエースさんが食事を楽しむ動画を翌月にお届けしております。さらに、マイルも貯まり、園内での体験チケットやオリジナルグッズとの交換が可能です。
皆さまからの動物たちへの温かい応援を、心よりお待ちしております。
7. 最後に・・
今回は、アカオザルにおける生態の特徴や生息地、食事などについて解説してきました。
アカオザルは、国際自然保護連合(IUCN)によって、低危険種(LC)の軽度懸念に指定されており、将来的に絶滅する見込みは現在のところありません。
しかし、国内でアカオザルを観察できるのは、愛知県の日本モンキーセンターさんだけ。アカオザルが気になった方は、立派な赤茶色の尻尾やハート型の鼻をぜひ現地でご覧下さい!